きんいろの、たてがみ

ACで性別違和な人の備忘録

生きること。

退職して、1ヶ月と少し。

住民税、国民健康保険料、国民年金料を自分で払わなければならない。
失業保険の認定日は、来週。支給はそのあと。

生きるだけで、物凄くお金が掛かる。と、改めて痛感した。
出来るならずっと働いて、給料貰って、色んな手続きも自動でやってもらえたら、楽だよね。
私はこれから先、相棒の転勤の度に手続きをしたり、振込用紙が届く生き方になるのに、相棒の遊びには寛大でいなければいけないのかと、少しだけ悔しくなった。

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退職してから1ヶ月経って、リ・エントリー制度の受付をしたとお知らせが来た。
私のリ・エントリー申し込みが、今住んでるエリアの担当に引き継がれたのが、3日前。

リ・エントリー制度って、妊娠・出産・育児が落ち着いた後に申し込むものなの?定年退職後に、もっとアクティブに過ごしたい人が申し込むものなの?って位に、連絡のスピードが遅いなと感じた。
全国に店舗がある会社なんですけどね。

結局は、正社員とパートの待遇の差か。

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転勤族のパートナーになる、と選択したのは私だ。
働く先を選ばなければ、沢山の仕事がある。

でも、仕事をしない時間が発生してしまう。
採用されても、3ヶ月間は試採用期間になる。勤務時間が短くなる。
同じ会社でも、地域によって時給に差がある。

きっと私が世間知らずなだけだろう。
でも、この悔しさや虚しさは、誰に言ったらいいんだろう。
「愛しているから、その人と結婚したんでしょう?」と言われたら、ごもっともだけれど、自己責任って言葉だけで全部済ませられるものなのか。

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悔しい。とても悔しいよ。
私だって、好きなものをしっかり楽しみたい。
美味しいものも、毎回金額を気にしなくてもいい状態で味わいたい。
日々の生活で「これがあったら良いな」と思うものを、そこまで金額を考えないでも買いたい。

出来ないもの。
目の前で相棒は、1000円位するランチに誘うし、フィギュア買うし、お菓子も買うし、子供可愛いねー子供のお世話したいって言うんだ。
もう、私の体の機能を君に移植するから、好きにしてくれよって、思っちゃうよ。

何で生きているんだろう。