きんいろの、たてがみ

ACで性別違和な人の備忘録

ぼくは、妊娠してから不安定だった。

相棒も不安定だった。

 

相棒が禁酒?断酒?兎に角、酒を辞めた。

「結婚して下さい。」と言われた時に、ぼくが見ていた姿と同じ穏やかさに戻った。

 

でも、ぼくは、酒を飲んで弱る彼を支えられなかったんだな、と、自分の不甲斐なさに苦しく思う部分もある。

さてこれは、ぼくが背負うべき事なのだろうか?

アダルトチルドレン故の、下手な責任感からではないのだろうか。なんて。

 

相棒が酒を辞めた事により、ぼくの不安定さが少し落ち着いた。

本当に良いことなのだろうか。

ぼくの事を、相棒に背負わせてしまっていないだろうか。

それでも、ぼくは、変わりたいのに上手く出来ない。

変わろうとする度に、昔の事が足を引っ張って、上手く振る舞えなくなる。

腹の中の人が順調に育つと、あと4ヶ月で生誕する。

それまでにぼくは、少しでも、成長できるだろうか。

 

彼が、昔の人達に何をしたのか、今何を思うのか、どう関わっているのか、ぼくには解らない。

知りたいと思うし、昔の人達に会ってみたいとも思う。聞いてみたいと思う。

彼の過去までぼくのものにしたいと、思うのは、酷いことだ。エゴだ。

だから彼には言えない。けど。

ぼくは彼の隣で、彼がすることを見ていたい。変わらない。

大変なことが起きてなければ、ずっとそれがあった。

難しい。どうしたらいいか。