食べること。
食べる事に対して、興味が少ない。
食べなくても平気なら、一日一食でも構わない。
原因は、実家の食事環境だと思う。
食事を作る母親は、僕が気が付いた頃には「(僕の父親なんて)しねばいいのに」と呟きながら作業していた。
家族が集まって食事をする時間は、誰も会話をしなかった。冷戦状態と感じていた。
引きこもり・不登校時期は、起きる事自体が苦痛だった。
家の外に出る気力もなかった。
食べる事も楽しくなかった。
死なない為に、一応何か食べておこう。
それしかなかった。
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相棒と共に食事をするのは、楽しい。
友人や、職場の人とご飯を食べに行くのも、楽しかった。
一人前は食べるけど、そんなに沢山は食べない。
今も、一人で何かを食べなければいけない時は、面倒。
取り敢えず何か食べておこう。そう思っている。
一日一食や二食で生きてきたのに、相棒と共に生活して、一日三食は食べるようになった。
でも相棒と一緒に居ない時間に食べた物の話をすると、「タンパク質は?肉は食べた?」って、毎回聞かれる。
三食食べるようになった。それだけでも、大きな進歩ではないのか?
また食べる事が苦痛になった。
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卵の消費期限が、明日まで。
ベーコンが残ってる。
ベーコン入った厚焼き玉子でも作って食べれば、相棒は満足するだろうか。
面倒だ。
食べる事も、生きる事も、面倒で仕方ない。