きんいろの、たてがみ

ACで性別違和な人の備忘録

生きる場所

相棒の元に帰って4日目。
やっと一人の時間を確保出来た。

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相棒と暮らす部屋が、私の住処になる。
でも、何だか「居候」とか「後入り」の感覚が拭えない。

部屋の中は、彼の引っ越し荷物が、まだ片付いていない。
彼の趣味の物は、広げられている。

私は何処に居たらいいんだろう。
私の趣味の物は、何処に置いたらいいんだろう。

聞いても、生返事。
でも、彼がしたいことには、連れていかれる。

やるべき事の順序の感覚が違う。

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私は、これから仕事を探さなければならない。
彼は転勤だから、もう次の仕事の場所で、自分の仕事をしている。

毎日、同じサイクルを続けられれば、住む場所が変わっても生きるペースは確保できる。
同じサイクルをさせてもらえない。

苦しい。
でもきっと彼は、この苦しさは知らない。
部署が変わることはあっても、無職の時間はなかった。

生きる為いは、働かなければいけない。
苦しい。