きんいろの、たてがみ

ACで性別違和な人の備忘録

気付いたこと

2018/10/22

今日、とても大切なことに気付いた。
今までのこと、今のこと、織り混ぜて書こうと思う。
(いざ書いてみたら、とても長くなってしまった。)

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成人して暫くした頃、私は、自分が「アダルトチルドレン」だろうと思った。
きっかけは忘れたが、「アダルトチルドレン」という言葉を知り、状態を知り、それが当てはまっていると思った。

セルフネグレクト」という言葉も、知っていた。
部屋が片付けられない。自分の身体に不調があっても、病院になかなか行けない。
どうしても、自分を大切にすることが、出来なかった。

言葉は知っていたし、きっとそれが私の一部だと解ってはいたけれど、ずっと無気力だったから何もしなかった。
実家からも出なかった。
このままぼんやりと生きて、この世界から消える日を待つだけだと思っていた。

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そんな私だが、この約半年の間に、生涯を共にしたい人(相棒)に出会い、共に生活した。
そして、諸事情により、自室の片付けの為に先月末に実家に戻った。

そしたら。
相棒と共に生活していた時は、毎日が楽しくて「明日を生きる力」を自ら生み出せていたのに、実家に戻った日から、また無気力な自分に戻ってしまった!
相棒とは毎日連絡を取っていたのに、何も手を付けられない。一週間で帰ると伝えてあったのに、本当に、何処から片付けていいのかも解らなかった。

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それが、10月になったら、唐突に納得がいった。

親と会話をしても、愚痴を聞かされるばかり。
私から始めた会話を、あの親は膨らませることがない。
私の話を聞いてる素振りをしても、態度では「つまらない」と主張してくる。

なんで、こんなに私を雑に扱う人間に、私は気に入られようとするのだろうか!
そこに神経を使えば、他の事には無気力にもなるし、部屋の片付けまで手が回らないのも当たり前ではないか!
毎日毎日、無意識に、気に入られるにはどうしたらいいかを考えて、行動して、結果が伴わなくて、必死になって。
30年、ずっと、私はそんな努力をしていたのか!

納得がいったら、恐ろしくなった。
このままだらだらと片付けをしていたら、また、気に入られる努力をして無気力になる。
一刻も早く片付けを終わらせて、相棒の元に「帰らなければ」。

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それでも何処から片付けていいのかが解らないのは相変わらずで、取り敢えず隅の方からひたすらゴミ袋に詰め込んでいる。
古いレシート、一度だけ目を通したチラシ、貰ったけど食べていないお菓子。
直ぐに捨てれば良いものが沢山ある。でも、それをする気力も、昔の私にはなかった。

悲しくなった。

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諸事情ついでに、職場の人からは「親が寂しがるから頻繁に実家に帰ってあげてね」と言われた。
よくある台詞なんだけれど、それを受け流す事が私には出来ない。きっとこれからも、出来ないと思う。

受け流せば、その場は取り繕えるけれど、それで本当に良いのか。
実家に帰らない事を選択した人間は「存在しないもの」にならないのか。
それを、どうしても考えてしまう。